HandBrakeで動画に字幕を焼き付ける方法┃字幕の付き方

HandBrakeは無料・オープンソースの動画変換ツールとして広く使われています。字幕を動画に焼き付ける機能を使えば、再生デバイスやアプリの設定に依存せず、字幕が常に表示されます。

今回の記事では、HandBrakeで動画に字幕を埋め込み／焼き付ける方法を紹介します。また、HandBrakeの対応の出力形式が少ない、動画の処理速度も遅いため、本文はもう一つの字幕の付け方を用意しています。

字幕の種類について

字幕には大きく分けて２つの種類があります。

オープンキャプション：

最も一般的なタイプのキャプションで、焼き付け字幕とも呼ばれます。字幕をオンかオフかすることができず、常に画面に表示されます。

クローズドキャプション：

ユーザーの必要によって表示するかどうかを制御できる字幕です。主にテレビやストリーミングサービスなどで視聴する場合に使用します。

HandBrakeは、動画ファイルの変換と同時に字幕を取り扱う機能を備えたツールです。字幕の追加方法や表示設定を簡単に調整でき、用途に応じて焼き付け（Burn In）とソフト字幕（Soft Subtitles）を使い分けることができます。

Burn In（焼き付け）:

字幕を動画フレームに固定して再生時に常に表示されます。動画ファイル自体に字幕が組み込まれます。

Soft Subtitles（ソフト字幕）:

字幕情報を動画と別ファイル（または別トラック）として保存しています。再生時に表示・非表示を選択可能です。

ステップ１．HandBrakeを起動し、「ファイル」をクリックして動画ファイルをソフトに追加します。

ステップ２．「コンテナ」欄で出力形式を選択したら、「プリセット」リストから必要な出力プロファイルを選択します。デフォルトのままでもいいです。

ステップ３．「字幕」タブに切り替えます。「トラック」＞「字幕をインポート」をクリックして、動画に焼き付けたい字幕ファイルを選択して追加します。

ステップ４．「Burn In」オプション（焼き付け）を有効にします。

ちなみに、動画にクローズドキャプション（オン・オフの切り替えが可能）を埋め込みたい場合は、「Default」にチェックを入れます。

ステップ５．ソフトの右下にある「参照」ボタンを押して、動画のファイル名、保存先を指定します。

ステップ６．「エンコード開始」をクリックして、字幕を付けた動画ファイルを出力します。

WonderFox HD Video Converter Factory ProはWindows向けの字幕追加ソフトです。数回の簡単なクリックで、MP4、MKV、AVI、MOV、WebMなどさまざまな動画に字幕を付けることができます。

基本的な編集機能を使って、動画から不要な部分を削除したり、動画を回転・反転したり、複数の動画ファイルを結合したりすることもサポートします。また、必要に応じて、GIF作成、画面録画、ダウンロード、形式変換などの機能も使えます。

では、早速このソフトを無料ダウンロード無料ダウンロードして、HandBrakeの代わりに動画に字幕を埋め込み／焼き付けましょう。

１．WonderFox HD Video Converter Factory Proを起動し、「変換」＞「ファイル追加」をクリックして、動画をソフトに読み込みます。

２．右側の出力形式アイコンをクリックして、「動画」タブで出力形式を選択します。

３．下図に示すように、「＋」ボタンをクリックして、字幕ファイルをソフトに追加します。そして、「＋」の左側にあるリストから、動画に埋め込みたい字幕を選択します。「CC」アイコンをクリックして、字幕の付け方（クローズドキャプション／オープンキャプション）を選択します。

４．画面下の「▼」を押して、保存先を指定します。最後、「変換」をクリックして、字幕を付けた動画を書き出します。

以上は今回紹介したいHandBrakeで動画に字幕を焼き付ける方法でした。この記事はお役に立てれば幸いです。