WebMとは
WebMは、Matroska(MKV)をベースに、HTML5に基づいて開発された、高品質の動画圧縮を提供できるオープンソース/フリーのメディアコンテナフォーマットです。ほとんどのブラウザはWebMとの互換性が高く、YouTubeのような数多くの動画共有サイトやストリーミングサービスでもWebM形式の動画が多用されています(YouTubeでほぼすべての動画はWebM形式として保存/転送される)。また、WebMは、VP8またはVP9でエンコードされたビデオ、VorbisまたはOpusでエンコードされたオーディオデータの保存をサポートしています。
今、WebMの使用頻度や場面は増えてきていますが、WebM動画ファイルの読み込み/開きに対応していないデバイス/ソフトがまだ多く存在しています。WebMファイルが再生・編集できない問題を解決したいなら、WebM変換フリーソフトを使って一般的な形式に変換するのが良い方法だと思います。この記事では、いくつかのWebM変換フリーソフトを紹介し、特徴をまとめします。WebM変換フリーソフトを探される方は、ぜひご一読ください。
WonderFox Free HD Video Converterは初心者向けの強力なWebM変換フリーソフトです。WebMファイルをMP4、MOV、AVI、MTS、H264、H265、MKV、Apple ProRes、MPG、M4V、MTS、M2TS、FLV、WAV、MP3、FLAC、AC3、AAC、OGG、WMA、M4R、AUなど数百のビデオ/オーディオフォーマットへの変換、iPhone、iPad、Galaxy、TV、Fire、Xperia、PS4、PS5、Toshiba、YouTube、FC2など特定のデバイス/ウェブサイト用のビデオフォーマットへの変換をサポートします。WebMファイルを変換する時、独自の最適化技術によって出力パラメータを自動設定してより小さなサイズで高品質な動画を出力できます(解像度・ビットレート・アスペクト比・フレームレートなどのパラメータをカスタマイズすることも可能)。また、このWebM変換フリーソフトを利用して、YouTube、ニコニコ動画、Twitter、Dailymotion、FC2、Facebook、インスタなどの動画共有サイトから動画&音楽をダウンロードでき、実用性が高いです。
対応OS:Windows 11/10/8/7/Vista/...
VLC Media Playerは、WebM変換機能を備えたフリーでオープンソースの大変好評を博している多機能プレーヤーで、Windows、MacOS、Linux、iOS、Androidの各システムに対応しています。使い方は少し複雑ですが、インターネット上でさまざまなチュートリアルがいっぱいありますので、初心者でもすぐにVLCを使ってWebMファイルを変換する方法を身につけることができます。また、VLCはWebM変換フリーソフト、ビデオ/オーディオプレーヤーに加え、ダウンロードソフトとしても使用されます。
対応OS:Windows、MacOS、Linux、iOS、Android
FFmpegは、WebM動画のフォーマットを変換できるフリーオープンソースプログラムで、ほぼ全ての動画・音楽フォーマットに対応したコーデックライブラリlibavcodecを搭載し、Windows、Mac OS X、Linuxなど、さまざまなOSで実行でき、GPUアクセラレーションもサポートします。初心者にとって使い方が少し難しく(cmd.exeをベースに使う必要がある)、環境設定方法も難しいですが、優れた動画・音声変換機能、動画キャプチャ機能により、多くの愛用者を獲得しています。このWebM変換フリーソフトの最大の特徴は、フォーマット変換の自由度が高いということです。つまり、幅広いコマンドを使うことで、ほとんどすべての動画/音楽変換のニーズを満たすことができます。
対応OS:Windows、MacOS、Linux
Windows、MacOS、Linuxに対応するHandbrakeはシンプルなインターフェースを持つ多機能WebM変換フリーソフトで、WebMファイル変換のほかに、DVD/ブルーレイディスクのリッピングもサポートし、日本語に対応しています。変換方法/パラメータ設定方法が簡単で、圧縮効率も高く、ファイルサイズを可能な限り圧縮しながら、画質を落とさずにWebMファイルを変換することが可能です。このWebM変換フリーソフトにはプリセットされた出力形式が少ないですが、WebMファイルをMP4/MKV/M4Vに変換する以外のニーズがない場合に試すのは良い選択だと思います。
対応OS:Windows、MacOS、Linux
XMedia Recodeは簡潔な操作画面を持つ優れたWebM変換フリーソフトです。初心者はこのソフトを使用して、いくつかの簡単な手順でWebMファイルを複数の形式に変換することができます。WebMファイルを変換しながら、カット/色調補正/アスペクト比、フレームレート、ビットレート、解像度の変更/圧縮/ボリューム調整/WebMファイルからオーディオとビデオを抽出することなどが可能です。また、経験が豊かなユーザーは、このWebM変換フリーソフトに内蔵されている強力なパラメータ設定機能を使って、WebMファイルのほとんどすべてのパラメータを変更することができ、とても便利です。
対応OS:Windows
VSDC無料動画コンバーターというWebM変換フリーソフトは、WebMファイルを様々なフォーマットに変換することに加え、編集機能(ファイル結合・分割など)やDVD書き込み機能を備えています。ただし、MP4を出力形式として使う場合、ビットレートは600/500/400/300kbpsしか設定できないです。
対応OS:Windows
Video Container Changerは、FFmpegをベースに開発されたWebM変換フリーソフトで、基本的な動画変換機能に加えて、動画編集・パラメータ変更機能も備えています。インターフェイスはやや複雑ですが、使い方はいたって簡単で、対応する出力形式もかなり豊富です。あまり知られていないですが、とても便利な軽いWebM変換フリーソフトです(ソフト本体は250KB、FFmpegプログラムは2348KB)。
対応OS:Windows
Internet Friendly Media Encoderは、WebMを無料で変換する機能に加え、多様な機能を備えた優れたWebM変換フリーソフトです。シンプルで使いやすいインターフェースを持ち、日本語にも対応しています。WebMファイルをMP4、MKV、WebMなどのビデオフォーマットや、MP3、MP4、OGGなどのオーディオフォーマットに変換できます。H.264やH.265などの高度なビデオコーデックを利用でき、高品質で小さなサイズの動画を出力できます。ビデオやオーディオのパラメータをカスタマイズでき、解像度やビットレート、フレームレートなどを自由に設定できます。YouTubeなどの動画共有サイトからWebM動画や音声ファイルをダウンロードする機能も搭載しています。
対応OS:Windows 7/8/8.1/10
多くのWebM変換フリーソフトを紹介した上で、試用体験が比較的に良い「WonderFox Free HD Video Converter」の使い方、つまりWebMファイルを無料変換する方法を紹介したいと思います。始める前に、この数百のフォーマットに対応するWebM変換フリーソフトを無料ダウンロード無料ダウンロードしてください。
PCでWebM変換フリーソフトWonderFox Free HD Video Converterを起動します。
「変換」をクリックします。
「ファイル追加」/「フォルダ追加」をクリックして、すべてのWebMファイルをソフトに追加します。
変換画面の右側にある「出力フォーマットを選択」をクリックします。
出力フォーマット選択ウィンドウが開いたら、必要に応じて出力フォーマットを選択できます。
必要があれば、「パラメータ設定」をクリックすれば、解像度・ビットレート・フレームレート・アスペクト比などを変更できます。
変換画面の下部にある逆三角形をクリックして、出力パスを変更します。
「変換」ボタンをクリックして、WebM動画の無料変換を始めます。
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