WAVのような無圧縮の音楽ファイルの容量を圧縮するには2つのソリューションがあります。一つは音楽形式をWAVからMP3等の圧縮率が高い形式に変換することです。これでWAVじゃなくなりますが、圧縮の効果は顕著で、やり方も簡単です。もう一つは量子化ビット数、サンプリングレート、チャンネルといったWAVのデータ量を影響するパラメータを下げることでWAV音楽の容量を圧縮します。メリットはWAV形式を維持できることと、パラメータの下げ幅を制御することで圧縮過程の品質劣化を制御できることです。デメリットとして、初心者の方にとってこの「制御」は少し難しいという点が挙げられます。
ここではWAV音楽の容量を圧縮できるフリーソフトを3つご紹介し、それぞれを利用して上記2つのソリューションでWAV音楽を圧縮する方法をご紹介します。WAV音楽を圧縮するニーズのある方はぜひ読んでみてください。
WindowsパソコンでWAV音楽を圧縮するのに一番オススメしたいのはWonderFox Free HD Video Converter FactoryというWAV圧縮フリーソフトです。WAV音楽をMP3やAAC等の高圧縮率形式に変換することで音楽の容量を大幅に削減することができるほか、FLACやALAC等の可逆圧縮形式に変換することで高品質を維持しながらWAVを圧縮することもできます。そして音声パラメータを調整することで音声形式を維持しながらWAVを圧縮するソリューションも提供しております。さらに、ニーズあれば、「切り取り」編集ツールを利用してWAV音楽から不要な部分を削除することで容量を圧縮することも可能です。
このフリーソフトを使ってWAV音楽の容量を圧縮する手順は下記をご参考頂けます。
WonderFox Free HD Video Converter Factoryを実行し、メイン画面で「変換」機能を選択します。次に「ビデオコンバータ」画面で「ファイル追加」または画面中央の「+」をクリックして圧縮したいWAV音楽をこのフリーソフトに読み込みます。
ヒント:ソリューション2でWAVを圧縮するにはまずツールバーの「!」アイコンをクリックしてWAVファイル元のパラメータを確認しましょう。
画面右側の形式アイコンをクリックして出力形式リストを開きます。ソリューション1でWAV音楽の容量を圧縮する場合は直接「音楽」カテゴリからMP3やAAC、MKA、WMA等の高圧縮率音声形式を選択すればいいです。ここではWAVをMP3に圧縮します。
ソリューション2でWAVを圧縮する場合はまず形式が変わらないように「音楽」カテゴリからWAVを出力形式として選択します。次に「パラメータ設定」ボタンをクリックしてWAVのパラメータを下げます。例えばWAVのエンコーダをPCM-S32LEからPCM-S16LEに、つまり量子化ビット数を32bitから16bitに変換すれば直接容量を半分に削減できます。WAVのチャンネルをステレオからモノラルに変換することで容量を半分にすることも可能です。もちろん、サンプリングレートを下げてWAVを圧縮することもできます。最後は「Ok」をクリックしてパラメータの変更を保存してください。
あわせて読みたい:WAVビットレート変更、WAV音量調整、WAVサンプリングレート変換
「▼」アイコンをクリックして保存先を設定してから「変換」ボタンをクリックし、容量圧縮後のWAV音楽を書き出します。
補足:このWAV圧縮フリーソフトのプロ版WonderFox HD Video Converter Factory Proを利用すれば複数のWAV音楽の容量を一括で圧縮できます。また、録画やGIF作成などほかにも多くの機能が搭載されております。ニーズのある方はぜひ使ってみてください。
Windows、Mac、Linuxパソコンで利用できる強力なメディアプレイヤーVLC Media Playerの「変換/保存」機能を利用してWAVをMP3等に変換したり、パラメータを調整したりすることもでき、WAV圧縮フリーソフトとして利用できます。利用手順は下記になります。
①WAV圧縮フリーソフトVLC Media Playerを実行し、メニューバーから「メディア」「変換/保存」を順次選択します。
②「メディアを開く」画面で「追加」ボタンをクリックして容量圧縮したいWAV音楽をこのフリーソフトに追加します。その後、下の「変換/保存」ボタンをクリックします。
③ソリューション1でWAVを圧縮するには「プロファイル」のドロップダウンリストから「Audio-MP3」プリセットを選択しましょう。ソリューション2でWAVを圧縮するにはまずWAV形式のプリセット「Audio-CD」を選択し、次に右のレンチのアイコンをクリックして「プロファイルのエディション」画面を開き、「オーディオコーデック」タブに移動してWAVのチャンネルまたはサンプリングレートを下げます。「保存」をクリックしてパラメータの変更を保存します。
④「参照」ボタンをクリックして圧縮後の音楽の出力先を設定します。最後に「開始」をクリックしてフリーソフトVLCでWAVを圧縮し始めます。
豊富な動画/音声形式の変換に対応するXMedia RecodeもWAV圧縮フリーソフトとして利用できます。同じくMP3等に変換することで容量圧縮するソリューションとパラメータを下げることで容量圧縮するソリューションを提供しております。
XMedia RecodeをWAV圧縮フリーソフトとして利用する手順
このWAV圧縮フリーソフトを実行し、メニューバーから「ファイルを開く」ボタンをクリックして容量圧縮したいWAV音楽を読み込む >> ソリューション1でWAVを圧縮するには「形式」タブの「形式」ドロップダウンリストからAACやMP3等の高圧縮率形式を選択、ソリューション2でWAVを圧縮するにはドロップダウンリストからWAVを選択してから「音声トラック」タブに移動してパラメータを下げる >> 画面右下の「参照」ボタンをクリックして圧縮後のWAV音楽の保存先を設定 >> 読み込んだWAVファイルを選択した状態で「リストに追加」ボタンをクリック >> 「エンコード」ボタンをクリックしてフリーソフトXMedia RecodeでWAVを圧縮し始める。
この記事ではWAV圧縮フリーソフトを3つご紹介し、それぞれを利用して2つのソリューションでWAV音楽を圧縮する方法をご説明致しました。お役に立てますと幸いです。
3つのWAV圧縮フリーソフトの中、一番オススメしたいのはWonderFox Free HD Video Converter Factoryです。インターフェースが一番分かりやすいし、操作も一番簡単です。WAV音楽の容量を圧縮できるほか、AIFFやFLACなど他の様々な音楽ファイルの容量圧縮にも対応します。他に、動画の変換・編集・容量圧縮、動画/音楽のダウンロード等もサポートします。今すぐインストールして使ってみましょう!
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