WMVをMP4等の動画形式に変換又は逆変換する方法

「MP4とWMV はどのような違いがありますか?動画の画質はどちらが綺麗ですか。動画編集にはどちらが向いていますか?」

「WMVとMP4の違いはなんでしょうか?WMVがWindowsMedia規格でMP4が動画全般...みたいなイメージなんですが、これ以外になにか違いはありますか?画質はどう違うのでしょうか?」

そのようなご質問がQ&Aサイトに書かれているのを見かけたので、この記事にて動画ファイルの形式及びWMVとMP4の違いを解説し、WMVを他の動画形式に変換又は逆変換する方法を紹介します。

元サヤ | 更新:2021/05/11

動画の仕組みについて

WMVとは

MP4とは

WMVとMP4の違い

WMVを変換するフリーソフト

WMVを変換するオンラインサイト

まとめ

動画の仕組みについて

動画ファイルの形式についてご説明するまえに、まずは動画を構成する要素を理解していただきたいと思います。

コンテナ:動画ファイルの形式

エンコード:動画の圧縮・変換作業

コーデック:動画を圧縮・変換する方法

という三つの用語をまず覚えておきましょう

コンテナ

動画ファイルは映像、音声、文字等のファイルデータから構成されていて、コンテナはそういったデータを格納する為のケースの様な物です。

ちなみに、コンテナの主な形式には:AVI、MP4、MKV、WMV等があります。また、コンテナの違いによれば圧縮にかかる時間や互換性も異なるので、そこも注意しておきましょう。

更に、動画をダウンロードした後などの時に動画ファイルのファイル名の後ろに付く「.MP4」、「.AVI」、「.MKV」のように、そういった「拡張子」を見ればファイルの形式も分かると思います。

エンコード

先ほどご説明した通り、動画ファイルは映像・音声のデータから構成され、またそのようなデータは往々にしてサイズが膨大である故、そのままPCやスマフォンに入れて保存したらデバイスの容量があっという間に無くなってしまいます。

そのようなことにならないように、映像・音声データを圧縮し、ファイルサイズを小さくしてから端末に取り入れて保存する必要があり、その圧縮作業がエンコードということになります。

コーデック

映像・音声データを圧縮する必要があるとなると、それをどんな方法で圧縮するのかを考えねばならないですね。

その具体的な方法がコーデックです。

其々のコンテナに適応できるコーデックは様々で、またコーデックの違いによっては、動画ファイルのサイズも画質もひいては動画再生時、端末への負荷まで異なります。

有名なコーデックとしては「H264」、「HEVC(H265)」、「MPEG-4」、「WMV9」等が挙げられます。その中でも、「HEVC(H265)」が動画ファイルを元の半分ぐらいのサイズにして高画質のまま圧縮できるので、動画編集の際に幅広く利用されています。

人気記事:M4AをWAVにHEVCをMP4にMP4をMOVに    

PS:動画ファイルのサイズと画質を決めるのは動画形式ではなく、コーデックです。

カンタンな操作でWMVをMP4に変換

このソフトにWMVを僅か三ステップでMP4、AVI以外に、300種余りの動画形式に変化できる機能があるほか、変換した動画を編集する機能も搭載されています

WMVとは

前のパートのご説明した動画の仕組みについて、「動画ファイルの形式」と「コーデック」というのがあって、このWMVは動画ファイルの形式であれば、コーデックでもあります。

詳しく言えば、WMVがマイクロソフト社が自社製品に対応できるような動画ファイルを圧縮する為の映像圧縮方式で、「Windows Media Video」の略称です。

またその方式によって圧縮された動画ファイルのファイル名の後ろに「.wmv」という拡張子が付けられます。

.wmvの動画ファイルに対応できる端末はほぼWindows Media Playerの様なマイクロソフト社の製品なんですが、それ以外にも一部プレーヤーで再生できます(VLC Media Player/5K Player等)。

特徴:

・WindowsのPCでは普及率がかなり高いです

・マイクロソフトが開発した形式なので、Macの様なアップル社の製品とは互換性がなく、そういった製品で再生できません

・ファイルの圧縮率が高いとされ、コーデックがWMV9の場合はMPEG-4よりも高いと言われています

・映像のストリーミング配信に適した形式とされています

MP4とは

MP4とはMPEG-4 Part 14の略称で、動画・音声とその他のセクション(字幕、映像等)のファイルデータを一つのファイルに格納するコンテナの様なフォーマットで、そのファイルの拡張子は通常.MP4とされています(その他に「.M4V」、「.M4P」等があります)。

特徴:

・汎用性が極めて高い、凡ゆるOS(オペレーティングシステム)・ほぼ全てのメディアプレーヤーにサポートされています

・圧縮率はWMV程ではないがかなり高いほうで、動画ファイルを肉眼で確認しにくいぐらいの画質低下で元のサイズの1/3程度に圧縮できます

・インターネット経由のストリーミング配信が可能です

WMVとMP4の違い

汎用性:MP4がアップル社の開発したメディア技術であるQuickTimeのファイル形式を元に策定されたISO/IEC 14496 Part 12の派生フォーマットではありますが、今ではほぼ全ての端末・ソフト・メディアプレーヤーに対応可能で、Mac等のアップル社製品と互換性のないWMVより汎用性が高いです。

圧縮率:先ほどもご説明しましたが、WMVとMP4の何れも高い圧縮率で、動画ファイルを高画質のままファイルサイズを小さくできます。しかし、コーデックの違いによれば大きな差が生じてしまいます。

旧世代の「MPEG-2」と「WMV7/8」とでは、MP4よりWMVの方が圧倒的に圧縮率が高いのに対し、WMVの最新バージョンである「WMV9」は「MPEG-4」の2倍ぐらいの圧縮率を持つが、MP4に対応できる「H265」より圧縮率がやや低いです。

以上を参考にすれば、コーデックを適切に選択したらMP4がほぼ全面的に勝っているように思えますね。ですが「WMV」は「DRM」という著作権保護機能を付ける事ができるため、一部の公式なサイトからダウンロードした動画ファイルは往々にして「.WMV」であったりする事が多いです。

その為、WMVの動画ファイルをMP4に変換したいと考えられるかもしれませんが、動画形式の変換ツールを間違えていたら、形式変換が一苦労になり特に複数のファイルを変換したい時にはなおさらです。

そこで、筆者は自身の利用経験に基づいて本当に使い勝手の良い且つ変換作業が簡単なフリーソフトやオンラインサイトをご紹介します。

変換速度及び画質、ファイルサイズを重視する方々へ

Free HD Video Converter Factory

このフリーソフトに300種余りの最適化された動画形式がプリセットされている上、コーデックや動画の画質、ファイルサイズを影響する要素である「ビットレート」、「解像度」等のパラメータ数値を自由に調整できます。

更に変換速度が速く、100MBの動画ファイルを30秒以内に変換できます(ネットの状況に影響され、速くなったり遅くなったりすることもあります)

無料ダウンロード

Windows向け

100%安全&安心

無料ダウンロード

具体的な操作方法を見てみましょう

ステップ 1 WMVファイルをソフトに追加

・ソフトを立ち上げます

・最初の画面で「変換」をクリックします

・次の画面の左上にある「ファイルを追加」もしくは「フォルダーを追加」をクリックします

ステップ 2  MP4を出力形式に設定

・画面の右側で、ファイル形式が表示されている四角い枠をクリックします

・次の画面で「動画」をクリックします

・「動画」のカテゴリーで「MP4」をクリックします

PS:MP4の他に、AVI、MKVなどの形式に変換することもできます。また、お持ちのモバイルデバイスの形式に直接変換することも可能です。更に、このステップで出力形式を「MP4」に設定したら、「パラメータ設定」をクリックすればコーデックや解像度等のパラメータ数値を変えたりすることもできます。

ちなみに、当然のことですが、同じ手順でWMV形式ではない動画ファイルをWMVに変換することもできます。

ステップ 3 出力フォルダーを選択 変換開始

・画面の下にある小さい「▾」をクリックします

・出力フォルダーを選択したら、「OK」をクリックします

・青色の「変換」ボタンをクリックします

PS:このステップで編集機能を使えば動画ファイルの長さを切り取りしたりエフェクトをかけたりすることも簡単に行えます。

VLC Media Player

WMVファイルを再生できるプレーヤーの一つで、いくつかのバージョンアップを経て、今は単なるメディアプレーヤーとして利用されているだけでなく、手軽に動画の形式を変換できるので、形式変換ができるフリーソフトとしても利用されています。

VLCの公式サイト:https://www.videolan.org/vlc/index.ja.html

変換手順が下記のようになります

・公式サイトからVLCをPCにインストール

・インストール済みのVLCを立ち上げます(黄色い円錐型のアイコン)

・ツールバーで「メディア」をクリック

・「メディア」のプルダウンメニューで「変換/保存」をクリック

・次の画面で「+追加」をクリックして動画ファイルを追加(複数の動画ファイルを一気に追加可能)

・追加が終わったら、画面に下ある「変換/保存(o)」をクリック

・次の画面の「プロファイル」のプルダウンメニューで「Video-H.265+MP3(MP4)」を選択

PS:パラメータ数値を調整したい場合は、レンチの様なアイコンをクリックし次の画面へ進んだらビデオ・オーディオのパラメータ数値や字幕チャンネルを変換できます

・最後に「参照」をクリックし、出力フォルダーを選択(複数のファイルが追加された場合、変換したファイルは元のファイルが保存された場所と同じ所に保存されます)

・「開始」をクリック

Format Factory (フォーマットファクトリー)

動画のみならず、音楽の形式も自由に変換可能。また動画をクロップしたり、透かしを削除したりすることもできるうえ、更に「Format Player」という機能を使えばメディアプレーヤーのように動画・音楽を再生できます。

・公式サイト:http://pcfreetime.com/formatfactory/index.php?language=ja

・公式サイトからFormat Factoryをインストール

・インストール済みのFormat Factoryを立ち上げます

英語が表示された場合はツールバーにある「LANGUAGE」をクリックし、そのプルダウンメニューにある「select more language」をクリックして、次の画面で「日本語」を探して設定したあと、ソフトを閉じてもう一度立ち上げればオッケーです

・最初の画面で「ビデオ」欄をクリック

・そのカテゴリーで「->MP4」をクリック

・次の画面で、「ファイルの追加」をクリックして、WMVファイルを追加

(省略可)「出力設定」をクリックし更に次の画面に進んだら「ビデオエンコード」や「ビデオサイズ(解像度)」等のパラメータ数値を調整できます

(省略可)ファイルが追加された欄で「設定」をクリックすれば、動画をクロップしたり、字幕・オーディオのチャンネルを変えたりすることが可能

・ファイルが追加された画面の左下にあるフォルダーの様なアイコンをクリックし、出力先を選択

・「OK」をクリックし、ソフトを立ち上げた時の画面に戻ったら、緑色の「開始」をボタンクリックすれば変換が開始されます

便利さを求める方々へ

ソフトのダウンロードを面倒だと思われる方には動画形式を変換できるオンラインサイトをご紹介します。

Convertio

公式サイト:https://convertio.co/ja/

メリット

・操作簡単

・出力できるフォーマットが多い

・パラメータ数値を自分で調整できる

デメリット

・広告あり

・変換速度遅い

・ログインしない場合は追加できるファイルのサイズは100MBが上限

・有料サービスへ誘導される可能性あり

変換手順

・公式サイトにアクセス

・「ファイルを選ぶ」をクリックし、WMVファイルを追加(複数のファイルを一気に追加可能)

・出力フォーマットのプルダウンメニューで「ビデオ」-「MP4」の順で選択

・(省略可)歯車のアイコンをクリックし、パラメータ数値を自由に調整可能

・「変換」をクリック

Aconvert

公式サイト:https://www.aconvert.com/jp/

メリット

・URLを貼り付けるだけでファイルを追加できる

・変換手順が記載されている

・動画のパラメータ数値を調整可能

・各動画の形式についての紹介あり

デメリット

・追加できるファイルのサイズが200MB以下

・広告あり

・変換が失敗する可能性があり

PS:変換手順については当該サイトに記載されているため、ここではスキップします。

まとめ

この記事では、動画の仕組み及び動画ファイルのサイズ、画質が何によって決められているのかということとWMV、MP4について簡単に解説し、WMVをMP4に変換する方法を紹介しました。

覚えて頂きたいのは動画は「コンテナ」「エンコード」「コーデック」という三つの要素で構成されていて、その中で画質やファイルサイズを決めるのは「コーデック」だということです。

また、変換の方なんですが、個人的にはソフトをインストールするのは億劫ですが、変換速度が遅いのでは返って時間がかかってしまうので、形式変換が必要な時はソフトを利用するようにしています。安全性から考えても広告やプラグインがないソフトの方が安心だという感じです。といっても、便利さからすればやはりオンラインサイトの方がいいと思う時もありますよね( ・`д・´)。

動画の解像度を上げたいですか

HD Video Converter Factory Pro

このソフトには4KのMP4、MKVがプリセットされていて、そのような形式に変換すればどんな端末/プレーヤーでも再生できる上画質も一気に上がります。更にパラメータ設定にの画面に入れば解像度を最大「7680x4320(8K)」まで上げられます。

マルチメディアソフト
ソリューションの提供に専念する。
2009年から創業

WonderFox Softプライバシーポリシー | Copyright © 2009-2021 WonderFox Soft, Inc.All Rights Reserved