MKVファイルを圧縮してサイズを小さくする方法、動画ファイルのサイズは何によって決まるのか?

2021/07/14
  • 1. MKVファイルをソフトに追加
  • 2. 出力フォーマットをMP4に設定し、パラメータ数値を調整
  • 3. 圧縮を開始
MKVファイルって何ですか、それを圧縮してファイルサイズを小さくするにはどうすれば?

皆さんもさぞご存知かと思われますが、動画ファイルの形式として有名なのはMP4、AVIです。動画ファイルをよく扱われる方はMKV、MTS、MPGといった形式もご存知かもしれません。

でも、動画ファイルのサイズと画質は何によって決まるのかはご存知でしょうか。

動画そのものというのは「静止画」の集まりで、超速いスピードで「パラパラ漫画」をめくるという感じで作られています。

それに対し、単体の動画ファイルには画像、音声、文字等のデジタルデータが含まれており、MP4、MKVの様な形式はそういったデータを入れるための「容器」で、そういったデータを如何に「容器」に入れるのかという作業を我々は「圧縮」もしくは「コーデック」と呼びます。

その圧縮/コーデックの違いによって、例えば「容器」が同じ「MP4」だとしても、作成できる動画の画質やファイルサイズは異なります。

更に、ビットレートや解像度等のパラメータ数値も大いにファイルサイズに影響を与えているのです。

今回はMKVファイルを例とし、動画ファイルのサイズを縮小する方法をご紹介します。

MKVとは

MKV(Matroska Video)とは様々な映像、音声、字幕等のデータを一つのファイルに格納するためのコンテナフォーマットで、単体のファイルとして作成された場合の拡張子は.mkvです。

MKVは有名なMP4やAVIと比べて、複数の字幕・音声トラックを格納できる上、字幕の表示/非表示を自由に調整できます。

そして、MP4よりも先端的なコーデック(AVC1、DivX、VP9)に対応できて、より小さなサイズで高画質の動画を作れます。

更に、MP4とは違いオープンソースであるMKVはライセンス料を払わずに利用できるため、個人だけではなく企業などの団体も頻りにMKVを利用し、インターネット経由のストリーミング配信動画の作成にもよく利用される形式です。

デメリットとしては技術的な要因や知名度のためMKVに対応する製品は主にWindows向けのもので、普及率が未だに低いことと、高解像度の動画を作成する場合、コーデックが圧縮効率の低いものであれば作成した.mkvファイルのサイズはかなり大きい等のことが挙げられます。

画質劣化なしで動画ファイルのサイズを縮小

HD Video Converter Factory Pro

  • このソフトはほぼ全ての動画形式に標準対応していて、MP4、MKVを含めた500以上の形式がプリセットされています。動画編集に疎い方は横棒を僅か調整するだけで高画質の動画を画質劣化なしでファイルサイズを元の半分くらいにできます。
  • そして、動画編集に心得のある方は「パラメータ設定」という画面で「ビットレート」、「コーデック」等を自由に調整し、出力フォーマットのサイズと画質をコントロールできます。 詳細を見る >
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動画ファイルのサイズを影響する要素

冒頭に既に動画ファイルの構成について簡単にご紹介しましたが、まだファイルサイズを影響する要素についてはお話してませんでした。

このパートで動画ファイルのサイズと画質を影響する要素についてご説明します。

ずばり申し上げますと、一番影響しているのが「コーデック」です。

つまり「圧縮方法」です

簡単な例を挙げてみましょう

一定量の画像/音声/文字のデータをMP4という動画形式に格納するとして、用いるコーデックは「MPEG-2」と「MPEG-4」、仮にそういったデータの量を合わせて100MBとします、そしたら「MPEG-2」で圧縮した場合の.mp4ファイルのサイズは60MB辺りで、しかも画質もかなり悪いです。それに対し「MPEG-4」で圧縮すれば、作成した.mp4のサイズは大きくても30MBくらいで、しかもその画質は「MPEG-2」で圧縮したものより高いです。

PS:「MPEG-4」は「MPEG-2」の後に開発され、圧縮効率も対応できる形式も「MPEG-2」遥かに上回ります。

そして、二番目に影響しているのが「解像度」です。

先ほどもご説明しましたが、動画ファイルには画像・音声・文字等のデータが含まれています。そういったデータが多い分ファイルサイズも大きいです。

コンピューターにおいて、画像を表現する形式として一番小さな要素が「画素」で、四角形の形をしたこの一つ一つの画素は色や明るさを表現する機能を持ち、数多ある画素が集まることで写真などを表現しているのです。

そして、解像度は画像における画素数を示す数値です。

即ち、その数値が大きければ大きいほどデータの量も膨れ上がり、従ってファイルサイズも大きくなるというわけです。

それから、ビットレート

ビットレート(bits per second)とは動画が1秒間に何ビットのデータで作成されているかを表す数値です。

たとえば、動画のMbpsを1に設定した場合は、1秒間に0.125メガバイト(MB)のデータ量となります。

要約すれば、このビットレートも解像度と同じ数値が高い分ファイルサイズも大きいです。

そして最後は動画形式です

MKVの様な多重の音声・字幕トラックを格納できる形式と比べて、音声・字幕トラックを一つしか格納できないMP4やAVIの方がデータの量が少ないであるため、同じコーデックやビットレートでも、ファイルサイズはMKVより小さいです。

即ち、サイズの大きいMKV動画をMP4、AVI等の普及率の高い形式に変換すれば、ファイルサイズも小さく済むし、どのデバイスでも気軽に再生できるというメリットも生じます。しかし、デメリットも明らかです。複数の音声・字幕トラックがひとつだけに変えられたわけですし、データの欠損や音声・字幕トラックの調整ができなくなるという点もある意味では受け難いです。

MKV動画のサイズを縮小する方法

動画ファイルのサイズを影響する要素が明白になった以上、そういった数値を調整すればMKVファイルのサイズを小さくできますが、その作業を行うにはそれなりのツールが必要です。

https://convertio.co/ja/

https://onlineconvertfree.com/ja/

のようなオンラインサイトはMKV動画をほかの形式に変換したり、パラメータ数値を調整したりすることはできますが、変換速度が遅い上、追加できるファイルのサイズは100MBが上限です。

筆者的にもソフトをダウンロードするのは億劫ですが、圧縮したい動画ファイルのサイズは大きすぎるのでダウンロードすることにしました。

最初はVLC、Format Factory等無料のもので試してみましたが、どれも変換速度が遅くて、出力フォーマットもそれほど多くはありませんでした。

関連サイトで色々探してみましたが、無料のものだと変な制限が付いていたり、変換の途中で失敗したりするようなものは多かったため、奮発して有料のものを購入しました。

WonderFox HD Video Converter Factory ProWonderFox HD Video Converter Factory Pro

海外製のものなので、あまり期待はしてなかったのですが、実際使ってみると案外お買い得した気分になりました。

名前こそは英語ですが、ソフト自体は英語も日本語も対応しています。

MTS、ASF等非人気で互換性もかなり悪い形式で試してもちゃんと対応していて、出力フォーマットはざっと見たところ数百はあります。4Kの動画形式にも変換できるようだったので、変換してみたら4Kになれたかどうかは分かりませんが、画質はだいぶ上がりました。

そして、出力フォーマットを設定したあと、「パラメータ設定」という画面でコーデック、ビットレート数値などのパラメータ数値を自由に調整できるようになっていたため、色々弄ってみました。

それから、動画ファイルをクロップエフェクトを付ける長さを切り取って再生時間を短縮させる等の基本的な編集機能は一通り揃わっています。

まぁ、それだけの機能ではお買い得の気分にはなりませんが。

一番驚かされたのは「バッチ圧縮」という機能です。

動画ファイルをソフトに入れて、細かい調整はしなくても、横棒を右にちょいっとドラッグすれだけで、ファイルサイズはぐっと小さくなりました。しかも変換後の動画の画質は前とほぼ同じで、劣化はないと言えます。

具体的にMKVファイルを圧縮する方法を見てみましょう

最初のステップ、MKVファイルをソフトに入れます

・HD Video Converter Factory Proを立ち上げます

・最初の画面で「変換」をクリックします

・次の画面で、「ファイル追加」もしくは「フォルダ追加」をクリックして、MKVファイルをソフトに追加します

PS:一括変換できるので、一気に複数のMKVファイルを追加できます。また、追加できるファイルのサイズには制限が付いていません。

方法一、MKVをMP4に変換して、パラメータ数値を調整

PS:元のファイルの情報(ビットレート、フレームレート等)は「i」というアイコンをクリックした後の画面で確認できます

・画面の右側で「出力フォーマットを選択」という文字の下にある四角い枠をクリックします

・次の画面で「動画」をクリックします

・「MP4」をクリックして、MP4を出力フォーマットとして設定します

・出力フォーマットを設定した後、「パラメータ設定」の画面で「コーデック」を「H.265」に、解像度とビットレート数値をより小さい数値に設定します

☆:もちろん、出力フォーマットをMKVのままにしてもオッケーですが、ファイルサイズを最大限に圧縮したい場合は出力フォーマットをMP4に設定することをお勧めします

方法二、「バッチ圧縮」という機能を使って、手軽にMKVファイルのサイズを縮小

・ファイルを追加して、出力フォーマットを設定した後「パラメータ設定」をクリックするのではなく、画面右下の変換ボタンの左にあるアイコンをクリックするのです

・そのアイコンをクリックしたら、青色のバーが表示してきます

・青色のバーの横棒を50%辺りの位置にドラッグします

方法三、動画ファイルを切り取って、再生時間を短くする

この方法は動画のシーンを切り取ることになるので、あまり推奨される方法ではありませんが、このソフトにそういう機能が付いていたので、操作方法をご紹介します。

☆:動画ファイルに含まれるデータの量が消されたため、ファイルサイズも小さくなります。

・ファイルをソフトに追加したら、ハサミの様なアイコンをクリックします

・「開始」と「終了」の欄で的確な時間を入力すれば、指定の時間帯を切り取れます

・緑色の「切り取り」ボタンをクリックして、「OK」をクリックします

また、他の編集機能を使えば、動画にエフェクトをかけたり、複数の動画をマージしたりすることができます。

最後、出力フォルダーを選択して圧縮を開始

どんな方法を取るにしても最後はこのステップを行う必要があります。

・色んな設定したあと、画面の下にある小さい「▾」をクリックします

・出力フォルダーを選択したら、「OK」をクリックします

・画面右下にある「変換」ボタンをクリックします

PS:変換速度はネットの状況、出力フォーマットやエンコード(コーデック)によって異なりますが、サイズが1GBあたりのMKVファイルなら、五分間以内にMP4に変換できます。

目次
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  • 動画ファイルの画質やサイズを影響パラメータ数値を手入力で調整可能
  • 「バッチ圧縮」機能でオンステップで動画サイズを縮小
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後書き

今回は動画ファイルのサイズを左右する要素とMKVファイルを圧縮する方法をご紹介しました。

一つの動画ファイルに色んなデータが含まれていて、そのデータを削ればファイルサイズを小さくできますが、画質を維持するままファイルサイズを縮小するのは容易なことではありません。

ご紹介したツールは有料のものではあるが、筆者的には少し儲けたようにすら思いました。

なぜなら、ご説明した機能のほか、人気の動画配信サイトから無料でデジタルコンテンツをダウンロード、時間制限なしで且つ高画質でライブ配信の動画や放送中の番組を録画、画像/動画をGIFとして作成等の機能もたっぷり付いているからです。

長い文章を最後まで読んでくれてありがとうございました。

マルチメディアソフトソリューションの提供に専念する。
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