[総括]無料でMXFをMP4に変換する方法!

Q:「MXF形式のHDビデオファイルをH.264/MPEG4 AVCに変換したいのですが、ウォーターマーク等が付かず、時間制約無しで無料で変換できるフリーソフトはありますか?」

プロ用のデジカメで撮ったより高画質の動画に対応できるよう作られた動画形式がこのMXFです。

MXF形式の一つ特徴として、特定の映像や音声の圧縮形式(コーデック)に依存しない、数多ある流行りのコーデックに対応できるということが挙げられます。

しかし主にプロ用の形式であるがために、MXF動画の編集・再生に対応できるソフトは極めて少ないです。

そのため、MXF動画を扱うに際してMXFそのものではなく、ほかの形式に変換してから編集・再生するという対処法を思いついた方もいます。にも関わらず、あいにくMXFの汎用性があまりにも低いため、多くの動画形式の変換ソフト/サイトではMXFをサポートしていません…

なので、今回はMXFをMP4に変換できる無料のソフト/サイトを合わせてご紹介します。

元サヤ | 2021/05/27

MXFについて

MP4について

MXFとMP4の優劣

MXFをMP4に変換する方法

フリーソフト

サイト

後書き

MXFとは

MXF( Material Exchange Format)は当初SMPTE協会(米国映画テレビ技術者協会)が放送局が利用することを想定して開発した動画の画像、音声、テキスト等のデータを格納するコンテナフォーマットで、その拡張子はOSによって異なりますが、Windowsの場合は「.mxf」、そしてMacの場合は「mxf 」(←末尾にスペースが付いています)。

今ではSony、Panasonic、Canon社のデジカメを始め、多くのプロカメラはビデオ・オーディオコンテンツを保存する時はMXF形式を利用しています。

ちなみにMXFは、TV局への広告配信や、TV番組のテープレス・アーカイブにも頻りに使われています。

また、先ほどの話にも出てましたが特定の映像や音声の圧縮形式(コーデック)に依存しない、数多ある流行りのコーデックに対応できるというのがMXFのメリットの一つですが、それが返ってMXFのデメリットになってしまう可能性もあります。

なぜならば、さまざまなコーデックを許容できる故に、MXFファイルに対応できるソフトウェアであっても、その中に内包される動画のコーデックに対応していなければ開く事が出来ない…と言うことが起こり得るからです。

更に、MXFは主にプロ向けの形式なのでMXFに対応できるソフトは大抵の場合は有料なものです。

人気記事:MTSをMP4にM2TSをMP4にSWFをMP4に

スピーディーにMXFをMP4に変換

Free HD Video Converter Factory

このソフトにはMP4、AVI、MKVを含めた500以上の最適化された動画形式がプリセットされています。僅か三ステップでMXF動画の画質を最大限保ったままMP4に変換できます。

MP4とは

MP4とはMPEG (Moving Picture Experts Group)という映像データを圧縮する際に用いられる標準規格を策定するグループによって定められた圧縮の国際規格の一つです。

MP4はかなり古い動画形式ですが、高い圧縮率にほぼ全てのデジタル製品・ソフトに対応できるため、今でも動画作成/編集の際に幅広く利用されています。

また、高解像度動画の編集の時は殆ど使われていないが、H.264/H.265シリーズのコーデックにも対応できるため、ファイルサイズの大きい動画を許容範囲内の画質劣化で圧縮したい場合、その動画ファイルをMP4に変換する人もいるそうです。

MP4の特徴としては携帯電話、デジカメ等のモバイルデバイスでよく利用されている動画規格で、圧縮効率が高いためコーデックがH.265の場合は、圧縮した動画のサイズは元の半分ぐらいになります。拡張子は通常.MP4とされていますが、他にも.m4v、.m4p等があります。

MXFとMP4の優劣

対応できる端末/ソフト

・MP4:ほぼ全て

・MXF:Sony、Panasonic、Canon等のデジカメ製造会社の製品に標準対応できるが、それ以外対応できる端末は少ない

汎用性

・MP4:知名度高く、動画の作成/編集に頻りに利用される

・MXF:プロ向けの動画形式なので、汎用性は割と低い

対応する動画の解像度

・MP4:480p辺りの動画を主に対応

・MXF:主に高解像度の動画に対応

対応できるコーデック

・MP4:MPEGシリーズとH.264/H.265

・MXF:MP4が対応できるコーデックを含む、VP9、XDCAM等にも対応可能

作成した動画ファイルのサイズ(コーデックが同じくH.265の場合)

・MP4:元のファイルサイズの半分ぐらい

・MXF:解像度が高いため、圧縮効率の高いH.265を用いても元の3/4くらい

こうしてMP4とMXFの特徴を簡明に並べ立てるとMP4とMXFの優劣は明らかになってきますね。

MXFは高解像度の動画に標準対応できるが、汎用性の面ではMP4より劣っています。その一方、MP4はより頻繁に使われているものの、高解像度の動画作成には殆ど使われません。

筆者的には、日常生活において業務の時以外にMXFファイルを扱うとなるとやはり汎用性のより高いMP4に変換した方が色々と便利だと思います。ファイルサイズが大きすぎると保存に不向きで、それにMXFを再生・編集できるソフトもそう簡単に見つけられません。

MXFをMP4に変換する方法

フリーソフト

Free HD Video Converter Factory

完全無料な動画形式の変換ソフト

シンプルなインターフェースで動画編集に慣れていない方でも気軽に操作できます。

プラグインは一切不要、広告も全くありません。

通常、フリーソフトの場合は使用時間又は使用回数に制限がかけられていたり、変換速度が遅かったりするようなものは多いのですが、このソフトにはそういった制限は全然ありません。しかも出力フォーマットが多いうえ、変換速度もまた速いです。

僅か三ステップでMXFをMP4に変換

Free HD Video Converter FactoryFree HD Video Converter Factoryをインストールして、動画の形式変換を試してみましょう。

ステップ 1 MXF動画をソフトに追加

・ソフトを立ち上げます

・最初の画面で「変換」をクリックします

・次の画面で「ファイル追加」又は「フォルダ追加」をクリックします

ステップ 2  MP4を出力フォーマットに設定

・ファイルを追加したら、画面の右側で「MP4」もしくは「AVI」等のファイル形式が表示されている四角い枠をクリックします

・次の画面で「動画」をクリックします

・「動画」のカテゴリーで「MP4」をクリックします

このステップで出力フォーマットを「MP4」に設定したら、「パラメータ設定」の画面でエンコードや解像度等のパラメータ数値を変えたりすればMP4画質劣化をだいぶ緩和できます。

PS:このソフトにMP4の他に、AVI、WMVなどの形式もプリセットされているので、MP4以外の形式及びお持ちの携帯デバイスと同じ形式に直接変換することも可能です。

ステップ 3 出力先を選択 変換開始

・画面の下で「」をクリックします

・出力先を選択して「OK」をクリックします

・青色の「変換」ボタンをクリックします

変換速度はネットの状況、出力フォーマットやエンコードの違いにより影響されます、サイズが200MB辺りのMXFファイルなら、1分間程度でMP4に変換できます。

PS:このステップを終えて、ソフトの編集機能を使えば動画の長さを切り取ったりエフェクトをかけたりすることも自由に行えます。

Format Factory(フォーマット ファクトリー)

名前を直訳すると、形式工場ですね。

あまり知られていないソフトかもしれませんが、このソフトに動画をクロップしたり、透かしを消したりする様な動画編集機能はもちろんとして、Free HD Video Converter Factoryほどではないが出力フォーマットもそこそこ多いです。

また、変換速度もかなり速く、無料ソフトにありがちな使用時間制限等は一切ありません。

しかし操作手順はやや複雑というのが玉に瑕です。

・公式サイト:http://pcfreetime.com/formatfactory/index.php?language=ja

・例としてMXFをMP4に変換する手順をご紹介します

・公式サイトからFormat Factoryをインストールします

・インストール済みのFormat Factoryを立ち上げます

インターフェースが英語の場合はツールバーにある「LANGUAGE」をクリックし、そのプルダウンメニューにある「Select More Language」をクリックして、次の画面で「日本語」を探して設定したあと、ソフトを閉じてもう一度立ち上げればインターフェースは日本語に変わります。

・最初の画面で「ビデオ」をクリックします

・そのカテゴリーで「->MP4」をクリックします

・次の画面で、「ファイルの追加」をクリックして、MXFファイルを追加するか、もしくは「Media Information」という文字の下にある空白欄にMXFファイルをドラッグして追加します(複数のファイルを同時に追加可能)

・(省略可)「出力設定」をクリックした後の画面で「ビデオエンコード」即ちコーデックを変換できます。ここではエンコードを「H.264」に設定します。

ちなみに「出力設定」の画面にある「ビデオサイズ」=解像度(同じく調整可能)

・(省略可)ファイルが追加された欄で「設定」をクリックすれば、動画をクロップしたり、字幕・オーディオのチャンネルを変えたりすることが可能です

・ファイルが追加された画面の左下にあるフォルダーの様なアイコンをクリックし、出力先を選択します

・「OK」をクリックし、ソフトを立ち上げた時の画面に戻ったら、画面の上にある緑色の「開始」をボタンクリックし変換を開始させます

オンラインサイト

変換速度の面ではソフトよりだいぶ劣るが、便利さからすればソフトよりサイトの方が手軽にMXFを変換できます。

なので、ここではMXFファイルを簡捷に変換できる使い勝手のいいオンラインサイトを二つご紹介します。

Convertio

公式サイト:https://convertio.co/ja/

メリット

・操作は簡単

・出力できるフォーマットが多い

・出力フォーマットのパラメータ数値を調整できます

・オンラインサイトにおいて変換速度はかなり速いほう

・フォルダーからだけでなく、URLからでもファイルを追加できます

・各ファイル形式についての大まかな紹介が記載

デメリット

・広告あり

・有料サービスへ誘導される可能性あり

・ログインしない場合は追加できるファイルのサイズは100MBが上限

変換手順

・公式サイトにアクセスします

「ファイルを選ぶ」をクリックし、MXFファイルを追加します

・「更にファイルを追加」をクリックすれば複数のファイルを追加できます

・出力形式のプルダウンメニューで「ビデオ」-「MP4」の順で選択します

・(省略可)歯車のアイコンをクリックし、パラメータ数値を自由に調整することが可能です

・「変換」をクリックします

・変換したファイルをダウンロード

convert-video-online

公式サイト:https://convert-video-online.com/ja/

メリット

・操作簡単

・出力フォーマットのパラメータ数値を調整できます

・長年運営しているサイトなので、安全性が保証されます

・多機能サイト、形式変換の他に動画・音声ファイルを編集する機能も付いています

デメリット

・広告あり

・出力できるフォーマットは少ない

・出力フォルダーは自分で選択できません

操作手順は「ファイル追加」→「出力フォーマットを選択」→「変換ボタンをクリック」という流れです。(変換したファイルをもう一度ダウンロードする必要はありません)

後書き

今回はMXFという形式とMXFをMP4に変換する方法についてご紹介しました。

「さすがあまり知られていない形式だけのことはあるなぁ」と10くらいのオンラインサイトでMXFをMP4に変換しようとして、MXFをサポートしているのはただ3つだったということに驚かされてふっと思いました。

確かに今のネットでは、メディアファイルの形式を変換できるツール等ごまんとあるが、無料で使い勝手もいいようなものはホントは少ないじゃないかと思います。

この記事でご紹介したツールの何れも筆者が使い勝手がいいと思えたもので、皆さんがMXFファイルをほかの形式に変換したい時に、形式変換できるツールを探す手間を少しでも省けたら嬉しいです。

長い文章を最後まで読んでくれてありがとうございました。

MXFファイルを一気に圧縮

HD Video Converter Factory Pro

このソフトに「バッチ圧縮」というファイルを追加して横棒をドラッグするだけでMXFファイルのサイズを解像度落とさずに元の半分ぐらいの大きさに縮小できる機能があります。

また、逆にMXF動画の解像度をより高くしたい場合、このソフトがサポートできる最大の解像度8Kまで上げられます。

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