ループバック録音とは、パソコンから出力された音声をパソコンに戻し、マイク音声などパソコンに入力される音声とミックスして、2つの音声を同時に録音することです。
例えば、ゲーム実況を配信する際に、ゲーム内の効果音やチームメンバーの話す声とこっちの話す声を同時に配信したい場合は、ループバック録音を行う必要があります。ほかに、ビデオ会議や通話などもループバック録音が必要です。
以前Windowsパソコンではループバック録音を行うにはステレオミキサーが必須でしたが、現在はステレオミキサーがなくてもパソコンの入・出力音声を同時に録音できるソフトが数多く存在しています。
ということで、次にWindows 10/11パソコンでループバック録音を行う方法をいくつかご紹介したいと思います。お気軽に読んでみてください。
WonderFox HD Video Converter Factory ProはWindowsパソコンで使える録音ソフトです。パソコンの内部音声や外部音声の片方だけを録音したり、ループバックで同時に録音したりできます。ステレオミキサーがないパソコンでも同様にループバック録音ができます。また、CDプレーヤーや楽器などオーディオケーブルでパソコンに接続した外部音声機器の音声をパソコンに高音質で録音することも可能です。そしてこのソフトを使ってパソコンの指定ウィンドウまたは画面の指定範囲、画面全体を録画することもでき、その際にもループバック録音を行うことができます。
必要あれば、「変換」機能を利用して録音データのファイル形式を変換したり、音量などパラメータを調整したり、結合やカット等の編集をしたりすることができます。
次にWonderFox HD Video Converter Factory Proを利用してWindows 10/11パソコンでループバック録音を行う手順を説明します。ご興味あれば、下のボタンをクリックしてソフトをインストールし、無料で使ってみてください。
Step1、ソフトを実行し、最初の画面で「録画」を選択します。
Step2、画面トップにあるスピーカーのアイコンをクリックして録音インターフェースに切り替えます。
Step3、「形式」ドロップダウンリストから録音データの保存形式を選択します。WAVとMP3、AAC、AC3形式が利用できます。
Step4、「システム音」と「マイク音」のチェックを入れておけば、Windows 10/11でループバック録音を行うことができます。ちなみに、パソコンにステレオミキサーが搭載されている場合は「マイク音」の録音デバイスをステレオミキサー以外に設定する必要があります。ステレオミキサーは元々システム音とマイク音を同時に録音しますから、マイク音をステレオミキサーで録音しますと、パソコンのシステム音が二重録音されることになります。
Step5、「▼」アイコンをクリックして録音データの保存先を設定します。
Step6、「REC」ボタンをクリックし、Windows 10/11でループバック録音を行います。
Step7、録音を終了するにはキーボードから「Ctrl+F1」を押してください。

ステレオミキサーが搭載されている場合はWindows10標準のボイスレコーダーを使ってループバック録音を行うことができます。録音データはM4A形式で保存され、必要あれば、トリミング編集によって録音データから不要な部分を削除することも可能です。録音の一時停止と再開もできます。
Step1、パソコンの検索ボックスに「ボイスレコーダー」を入力してアプリを見つけ、起動します。
Step2、初めて使用する場合は画面右下の「...」をクリックして「マイク設定」を開き、「アプリがマイクにアクセスできるようにする」オプションをONに設定する必要があります。
Step3、画面中央の録音ボタンをクリックすれば、Windows10でループバック録音を行うことができます。
Step4、再び画面中央のボタンをクリックすれば、録音を停止できます。
Step5、「...」>>「ファイルの場所を開く」をクリックすれば、ループバック録音データを確認できます。

Cok Free MP3 RecorderはWindowsパソコンで無料で使える録音ソフトです。パソコンの入力音声と出力音声を同時に録音したり、片方だけを録音したりできます。ループバック録音を行う場合は入力音声と出力音声を別々のチャンネルに保存できるとのメリットがあります。録音データはMP3形式で保存され、必要に応じて録音のサンプリングレートとビットレートを調整できます。
Step1、ソフトを開き、「File」>>「Settings」をクリックします。
Step2、「Record both in and out Voice」のチェックを付けます。必要に応じて録音データの保存先やサンプリングレートなどを設定します。「Ok」をクリックし、設定を保存します。
Step3、「Start」ボタンをクリックし、Windowsでループバック録音を行います。録音の一時停止と再開ができます。
Step4、「Stop」ボタンをクリックし、ループバック録音を停止します。

Windows標準の動画編集アプリClipchampには録音と録画機能が搭載されています。録音機能ではステレオミキサーが搭載されている場合は直接パソコンのループバック録音ができます。ステレオミキサーがない場合は録画機能を使ってパソコンの画面全体及びマイク音、システム音を一緒に記録してから録画データから音声だけを抽出することができます。ここでは、録画機能の使い方を説明します。
Step1、Clipchampを開き、「新しいビデオを作成」をクリックします。
Step2、左側のメニューにある「記録と作成」をクリックし、「スクリーン」を選択します。
Step3、録音デバイスのドロップダウンリストからマイクデバイスを選択し、中央の丸い録画ボタンをクリックします。
Step4、録画範囲を「画面全体」に設定し、「システムオーディオも共有」オプションをONに設定します。
Step5、「共有」ボタンをクリックし、ループバック録音を始めます。
Step6、「共有の停止」ボタンをクリックすれば録音を停止できます。その後は「保存して編集」をクリックします。
Step7、画面右上の「エクスポート」をクリックし、「音声のみ」を選択すれば、ループバックの録音データをM4A音声で書き出すことができます。

Windows 10/11パソコンでループバック録音を行う方法を紹介させて頂きました。ご参考になれたら幸いです。
WonderFox HD Video Converter Factory Proを利用すれば、ステレオミキサーが搭載されていないパソコンでも手軽にループバック録音ができます。そして、内部音声や外部音声の片方だけを録音、パソコンを音声付きで録画することもできます。さっそく下のボタンをクリックしてソフトをインストールし、無料で使ってみましょう!
利用規約 | プライバシーポリシー | ライセンスポリシー | Copyright © 2009-2025 WonderFox Soft, Inc. All Rights Reserved.